サピエンス全史

  7万年~3万年前の認知革命、ネアンデルタール人にはなかった突然のDNAの変化がサピエンスに起こった。柔軟な言語、限られた音声や記号の組み合わせで、膨大な情報を伝えることができる。周りの世界についての情報を共有することができる。人権や組織、宗教など現実には存在しないものを伝える能力を得た。
 狩猟採集民の暮らしは豊かであった。農耕以降の繰り返し作業が主体の時代に比べ、変化に対応するための多く知識を必要としていた。農耕以前のこの時代は長く、人類の脳と心は今日でさえこの時代に適応している。現代社会の疎外感や憂鬱な気分は、狩猟採集に適応する脳と心の不適応である。
 サピエンスは史上最も危険な種である。サピエンスが到達したエリアでは、その時期に多くの種が絶滅している。
宗教、民主主義、資本主義などの想像上の秩序は、想像上のものではないと認めさせることで人々に信じさせる。
 物々交換の限界、貨幣の誕生、エリート層の誕生。
 帝国主義は文化の統一。全ての帝国は他の国を飲み込み出来上がった。

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