SFAの選定
驚くほど多くのSFAがある。選定するのも一仕事となる。業界用語だろうが、タイプとしてアプリ系と基盤構築系とに分けられる。アプリ系は一定の機能が準備されているが、機能をフレクシブルに追加、変更することは得意ではない。基盤構築系は運用に先立ち仕組みを作り上げる必要があるが、ユーザー各社の必要性に合わせて柔軟に構築することができる。
各製品の価格の違いは大きい。一般的に基盤構築系に比べアプリ系は安価のようである。費用対効果を説明することは容易ではない。導入効果を金額で説明する業者もあるが、多くの要素が複雑にからむ販売活動を単純な数式で示されても空虚な感がある。おのずと予算の余力の範囲の製品に絞られてくる。安価なものでも概ねのニーズに応える機能は持っているだろう。しかしユーザー各社の販売業務は一様ではなく、ある程度は柔軟な構築が可能であることが求められる。そうでなければ継続した使用には繋がらない。
多くの製品はクラウドサービスである。顧客情報という秘匿度の高いデータを扱うことからセキュリティの高さが求められる。ISOへの適合、プライバシーマークの取得有無も評価の対象になる。
従い今回は基盤構築系で体力に見合う価格、合わせてセキュリティ基準をみたすものを選定し、試用してみることとした。
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